マリンの日記【素数大富豪】

最強の素数大富豪プレイヤーを目指す、ある競技素数大富豪プレイヤーの素数探索記。

カマトト論争についての個人的見解

こんにちは、マリンです!
今回は、少し古い話題ですがカマトト論争(と勝手に名付けた、特に合成数カマトトへの賛否に関する議論)について、私の考えをまとめてみたいと思います。
良ければ最後までお付き合い下さい!

戦略としてのカマトト

こんな記事を書くんだからどうせ反対なんでしょ、と思った皆様。意外かもしれませんが、私的には全面賛成の立場です。
そもそも公式戦・私戦のどちらでも何度も合成数カマトトしてる私が反対の立場なんて取れるわけないんです、はい。

カマトト・特に合成数カマトトへの反対意見は、「手札を減らすゲームで手札を増やすという行為は無気力試合のように見えてしまう」ということと、「意図的に間違えることは数学を扱ったゲームとして美しくない」ということの2点に大別できるかと思います。
それぞれについて軽く考えをまとめてみます。といっても、1つ目の点については初心者向けのおさらいとなりますが。

まず1つ目の点ですが、上位の素数大富豪プレーヤーは「無気力」でカマトトをしているわけではなく、「手札を増やすことで相手の切り札への対抗がしやすくなる」と考えてカマトトを行っているのです。
具体的には、相手の4枚出しを見てKJQJを警戒し、overKJQJを揃えるために手札を増やす、といった行動です。
実際にそれでひっくり返る試合も多く、今やカマトトはなくてはならないものとなっています。
そしてその観点で手札を増やす場合、たった数枚手札を増やすより合成数カマトトを使って手札を倍増させる方が理に適っている、ということで、とりわけ合成数カマトトが多用されるというわけです。

合成数カマトトの良い点は「先手後手の優位性を少しながら緩和できる」という点です。
素数大富豪は先手が場の枚数を選べるため、後手は最初から不利な条件を強いられるわけですが、後手は合成数カマトトによって相手の切り札を上回るという選択肢を取ることができ、結果として先手への対抗策を増やすことに繋がります。
今となっては先手の戦術も進化しているため一筋縄では行かないのですが、先手必勝なゲームより後手でもある程度戦えるゲームの方が楽しいですよね。
この観点から見て合成数カマトトは素晴らしい戦術だと思っていますし、その点においては反論の余地はないと思っています。*1

問題は数学的見地から見てのカマトトですね。そちらについては未だ意見が分かれるところかと思いますが、そちらについての意見は次章で扱います。

私にとっての素数大富豪

さて、以前ツイッターでも公言しましたが、私は数学に思い入れはありません。そもそも文系です。*2
ですので私にとって素数大富豪というゲームは単に面白い戦略ゲーム、という認識であり、数学的見地より実際の戦略性の高さを優先したい、という考えです。

それは他のルールについても同じで、合成数出しに0乗や1乗が使えないのは単に使えたらA=(素数)∧X│X=0、や(素数)=(素数)∧Aといった裏技が使えては面白くないから、としか考えていません。せきゅーんさんのブログには素因数分解の一意性の観点からとありましたが、私にとっては素因数分解の方法が2通りあっても3通りあっても101通りあっても気になりません。はっきり言えばどうでも良いです。*3
グロタンディーク素数の逸話やタクシー数・絶対偽素数の性質についても「へえ、面白いなぁ」とは思いますが、からしたら87カットでも1591革命でも変わりません。*4
そう考える私にとっては、戦略的に有効なカマトトを悪く思う理由は全くなく、むしろ素数大富豪というゲームをより奥深くする良い戦術だと思っています。

また、せきゅーんさんの合成数出しに関するルール提案*5も確認しました。実際にそのルールが採用された大会もあるようですが、私には正直ただの儀式だよね、と思えてなりません。
どちらにしろ等式は間違えて出すわけですし、差し戻しにならないためだけに大事な考慮時間を使いたいとは思いません。何より、このルールに従うと場に小さな数を出して合成数カマトトするのが難しくなり、新たな戦略は生まれるものの現行の素数大富豪の戦略を一部であれ壊してしまうように感じています。
今後このルールに従った大会に出るかもしれないと思い、日頃の素数大富豪ではできる限り意識して出すことを心がけています。が、このルールが今後公式化されていくのは、個人的には好ましくありません。

この記事を書いた理由

ここまで語ってきたように、私は合成数カマトトというプレイングが大好きです。
合成数カマトトの考案により素数大富豪は一段階発展したと思ってますし、合成数カマトトがし辛くなるルールの整備、さらには合成数カマトトの禁止は全く本意ではありません。

さて、こんなに古い話題をわざわざ論じてきたのは、数学好きでない人からこのゲームがどう見えるか、ということをお伝えするためです。
私は数学的観点から素数大富豪を見つめたことはありません。抽象的素数大富豪の定義など、何を言ってるのか全く分かりませんでした。
今後、数学好きでない人に素数大富豪を広める機会があれば、数学好きでなくても楽しめるゲームだよ、って教えてあげて下さい。その時、文系にも素数大富豪をこんなに楽しんでる人がいるよ、って伝えてくれると嬉しいです。

最後に

ここまで、カマトト論争への意見から私の素数大富豪へのスタンスをお話しました。
もしかすると数学好きの方にとって気分の悪い記事だったかもしれません。指摘される前に前もってお詫びしておきます。
ですが、素数大富豪は戦略ゲームとしての完成度が非常に高く、文系でも楽しめるゲームである、ということは重ねてお話しておきます。
数学好きの皆様は、お暇な時に素数大富豪を戦略ゲームとして見直してみてください。そして数学嫌いで素数大富豪を始められずにいる方は、物は試しと気軽に始めてみましょう!

さて、この記事と同時に3枚二刀流戦術という実用記事も投稿してみました。
https://marinnonikki.hatenablog.com/entry/2020/11/26/145146
良ければこちらもご覧下さい!

*1:ただし初心者相手に合成数カマトトからKQ等を揃え、多枚出しで一掃するといったプレイは少し頂けないとも思います。ですが、それはむしろ合成数カマトトの有効性の高さを物語るものであり、合成数カマトトを禁じる理由とはなり得ません。

*2:別に嫌いではありません。数学の成績は文系としては良いですし、暗算もそれなりに得意なので苦手意識もありません。

*3:100通りと書くつもりでしたが、せっかくなので素数にしてみました。

*4:1591は初めて素数大富豪オンラインで対戦した時に、計算を31までで止めてしまって出し間違えた数。これが出せれば勝てていたので今でも悔しいです…。87は元ルールが8切りだからというくらいで大した意味はありません。

*5:素因数場には場より大きな素因数があってはならず、等式は10を法とした場合には等しくなくてはならない、というルール。違反した場合はペナルティではなく出し直しとなります。

3枚二刀流の可能性

こんにちは、マリンです!
今回は、最近研究していた3枚二刀流戦術についてまとめてみようと思います。
先手番かつ手札の条件が限られた時にしか使えませんが、成功すれば相手の実力に関係なく勝てるので、特に初心者~初級者の皆さんに参考にして欲しいです!

4枚二刀流との相違

この章は主に今の形に辿り着いた経緯を書いただけなので、具体的な戦術だけが知りたければ次の章からお読み下さい。

4枚二刀流戦術とは、4枚8桁クラスの強い素数が初期手札に揃っていた場合に、4枚出し→4枚8桁→3枚3桁と4枚出し→7枚11桁の2つの勝ち筋を見込んだ戦術のことを指します。*1
主に合成数カマトトに対する対策で開発されたもので、4→4→3の組み方だけでは切り札にKJQJやoverKJQJが返されて負ける、といったリスクが伴う一方、4枚二刀流戦術を使えれば相手カマトト時の勝率は100%。もちろん返されたら4枚8桁で勝ち切りましょう。
参考→https://hana3101382283.hatenablog.com/entry/2020/05/31/kaieda

本題。何故4枚二刀流は考案されたのに3枚二刀流は考察されないのでしょうか?
理由は2つ。まず1つに、KJQJに比べてKKJは相対的に強く、KKJを切り札にできれば二刀流を組むまでもなく勝ち切れる可能性が高いためです。
もう1つは、3枚二刀流を4枚二刀流と同じ形で組もうと思った場合、上がり札は5枚5桁/8枚11桁となってしまいます。ただでさえ5枚5桁は混乱する上、それを切り札の上に付ける順番まで覚えようとすると覚えることが膨大になってしまい、限られた場合しか使えない戦術に割く容量としてはかなり無駄が多くなってしまいます。さらに、並び替えを間違えて結局上がれない、という事態も想定できます。要するにコスパが悪いんです。

さて、ここまでの話は3枚二刀流が4枚二刀流と全く同じ形を取るという前提に基づいたものです。
それではどのような形をオススメしようかというと…
3枚出し→3枚6桁→57→3枚3桁/3枚出し→57→6枚9桁と組む形(57型)と3枚出し→3枚6桁→5枚5桁/3枚出し→8枚消費合成数と組む形(合成数型)です。
詳しくは次の章で見ていきましょう。

なお、上には便宜上3枚6桁と書きましたが、実際に調べたのはKTJ/KJJ/KQKを切り札とする場合のみです。どうしてかと言いますと、
KKJは25枚の相手にも十分切り札となり得るため、二刀流を覚える必要性が薄い
・QTK以下は(体感ですが)返される可能性がそれなりに高く、普通に応戦される筋に弱い
といった理由からです。

57型3枚二刀流

こちらは最初の3枚出しを除く8枚を57→残り6枚で上がれるようにする形です。詳しくは下の素数表をご覧ください。

f:id:MarinnoNikki:20201126145310p:plain

素数表の説明
・左の3桁数字をその上の3枚6桁の前に付けたものは素数です。(例:AA9KQKは素数)
・水色の枠内は3桁数字を最大素数にした並び替え一覧。「AA9」なら「9AA」、「A25」なら「52A」と並べれば最大素数*2
・緑色の枠内は3桁数字が詰み手札の時。その3枚に57を追加した5枚で上がる方法を記入しています。覚えやすい形のみを選んだつもりですが、分からなくなりそうなら無視しましょう。*3
・表中の余り表記は3桁数字と3枚6桁を3で割った余りです。3桁数字は並び替え次第で素数になるため、「339」を除いて3の倍数はありません。また、6枚9桁も素数なので3の倍数ではありません。そのため、3桁数字と3枚6桁の余りは等しいことが分かります。
素数表をコンパクトにするため、3枚6桁の上に付ける数字は3桁数字に抑えています。3枚6桁に使わない絵札は最初の3枚出しで消費しましょう。*4
・また、57は既にワンペア使うことを想定しているため、5と7が両方3桁数字に含まれる組み合わせは省いています。

57型と書きましたが、緑枠を除けば256=2^8・625=5^4や6枚消費3枚合成数(1枚ドローした場合)とも使えるため、意外と応用性の高い戦術となっています。
一気に覚えるのは難しいと思うので、最初はKQK/KJJのどちらかとKTJを覚えてみましょう!*5

合成数型3枚二刀流

こちらは8枚を合成数出しで上がれるようにする形です。57型に比べ数が少なく、さらに使える機会は限られるのですが、合成数出しの形さえ覚えてしまえば比較的間違いが起こり辛いので、5枚5桁と合わせるなら有力な形です。
私が見つけた限りではそこまで数は多くないため、こちらは列挙するに止めようと思います。

KQK
・KQK→57→69A/A5769=K*QK
・KQK→82223/K3Q=2^2*2^8*K
・KQK→37223/K3Q=2^3*2^7*K
・KQK→64223/K3Q=2^4*2^6*K
・KQK→52253/K3Q=2^5*2^5*K

KJJ
・KJJ→6423A/3A46=2*J*J*K
・KJJ→65587/7865=5*J*J*K

KTJ
・KTJ→94823/TJ4=2*K*389
・KTJ→4AA3A/J4K=TA*AA3
・KTJ→9337A/KTA=3*J*397
・(追記)KTJ→7423A/24TA=7*J*3K
・(追記)KTJ→9432A/2T43=J*A9K

KQKは多いように見えますが、実際にはほとんど形が似通っているため、そこまで覚え辛くはないと思います。
以前ツイートもしましたが、KQKの一番上は形が美しく、ぜひ使ってみて欲しい形となっています!*6
また、K3QやTJ4はそれ自体も3枚出しであるため、小さい3枚出しがきたらそのまま出して上がることも可能です。

【追記】はちさんにより重複無し8枚合成数が全探索されました。3枚二刀流に使える形が2つありましたので掲載します。
参考→https://docs.google.com/spreadsheets/d/1g7RkRrYfsMCV6r9NOMuZQpQj-oVJvFpFKPJVwmM9B-Y/edit?usp=drivesdk

他にも良い合成数を見つけたらご報告下さい。

最後に

3枚二刀流戦術、いかがでしたか?
4枚二刀流に比べて少し手札に制約が多いですが、使えた時の勝率は折り紙つきなため、ぜひ覚えてみてください!

ちなみに、こんな記事を書いているものの、私も見落としてしまうことは結構多く*7、それで勝ちを落とした試合もたくさんあります。
3枚二刀流でなくても良いのですが、戦術を覚えようと思ったら広く浅く覚える*8のではなく、他の戦術を捨てても良いからこの形になったら絶対勝つ!という意気込みで狭く深く覚えることをオススメします。
もちろん広く深く覚えられれば一番なんですけどね。それができるなら素数大富豪向いてるので、こんな小手先のテクニックを大量に覚え込むより多枚出しを覚えましょう。

さて、今回の記事はここで終わろうと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!

*1:基本形。4枚4桁→4枚8桁→3枚3桁と4枚4桁→KKJ→4枚5桁と組む派生形もあります。参考→https://hachi-2718.hatenablog.com/entry/2020/06/30/200000

*2:9=3*3のみ素数ではありませんがまあ分かるでしょう。

*3:96857は連番系、96457も形が似ていたので採用。85は8575Aという上がり方もありますがこちらのほうが覚えやすいでしょう。54547は形の繰り返しがあります。65587はあまり覚えやすくないと思いますが、合成数型にも登場する素数なので採用。

*4:絵札が消費しきれない場合は多枚出しや4枚二刀流などを使って下さい。

*5:3で割った余りが異なるので混同しにくい。

*6:手札に57を含みますが、69AとKQKを合わせると3の倍数となってしまいます。

*7:雪華流星戦vsOTTYさん1戦目など。KXJ|X=Kのところは57→223KXJ|X=Tで良かったです。詳しくは自戦記をご覧下さい。ごめんなさい、宣伝しました。

*8:私が典型。色んな戦術を覚えようとして大半が中途半端になり、結果として間違えたり、分からなくなって全出しに踏み切らざる得なくなったりすることが多いです。

雪華流星戦自戦記② vsOTTYさん

こんにちは、マリンです!
今回も雪華流星戦の自戦記を書いていきます!今日はほし組第2戦、vsOTTYさんの記事になります。

OTTYさんについて

OTTYさんとは大会以前も何度かご一緒させて頂いており、2人対戦での総試合数は50戦程度だと思われます。
20戦程度は勝っており、意外にも勝率は4割強あるのですが、勝ち試合の大半は手札が良いか先手なのが現状で、実力的には当然ながらまだまだ格上の相手です。
そして私もKKQQJ=599*967*2267を出された一人であり、未だにトラウマが残っています…。

OTTYさんはマスプライム杯本戦進出の実力者にふさわしく、多様な戦術を取ってくる方です。私の苦手な多枚出しにも長けており、予戦の相手の中では最も手強い相手と言えそうです。
主導権を握られればまず勝ち目がないのはきのこさん以上にあてはまるため、手番を持つことを意識しながら試合しようと思います。

さて、公式戦では初めてoverKJQJのパイオニアとoverKJQJネイティブ*1が当たることになりました。
もしoverKJQJ勝負になれば、新旧overKJQJのエキスパートの戦いとなるので、今からドキドキが止まりません…!

では、自戦記に入ります。今回はOTTYさんの協力で完璧な数譜を用意できました。ありがとうございます!

1戦目

初戦はOTTYさんの先手で始まりました。
マ:(22335779JKX)
初期手札はこんな感じ。先手の手札なら937→KXJ|X=K→57[GC]→223でほぼ勝ち確なのですが、後手の手札としては絵札が3枚しかないので微妙。OTTYさんの出方次第でしょうか。
O:(AA2467TTTJX)

O:D{Q} 7QA2TTJ P{35799JQ}
OTTYさんは7枚出し。もし出せていたら絵札3枚では返しようがありませんでしたが、結果はペナルティ。

マ:937
期せずして手番が回ってきたので、KKJを使って組み切りを狙います。

O:D{4} XQJ=239*6A*445779TTTJQA│X=K P{AA34455666889TJQQKKK}
OTTYさんは合成数カマトト。最初のペナルティと合わせて手札は40枚に。

マ:KXJ|X=K
O:D{8} KKK=37*7*3*X^2|X=K
マ:D{2} %
当初の予定通りKKJを出しますが、OTTYさんからKKKが返ってきます。2と3を2枚ずつ持っていたので返されないことを期待していたのですが…。

O:D{8} 8994TQQ9
マ:D{9} %
O:D{3} 66T66Q3
マ:D{7} %
OTTYさんは8枚出し→7枚出し。枚数も絵札も足りないのでパスしかできません。

O:D{3} 8QTJA3AAA44455588TJJ P{2346778999TJQQKKKKXX}
OTTYさん全出し。山札のKとジョーカーを回収にきました。

マ:57[GC]
マ:272293 P{3666TQ}
最大にして最後のチャンス。57から全出しにチャレンジしますが失敗。

O:4848A
マ:D{5} 62226 P{7}
O:TTJJJ
マ:%
5枚出しで枚数を減らされます。

O:8QTJKQ3456789547AQ23
マ:D{4} %
OTTYさん20枚出し。お見事。そもそも手札が足りずパス。

O:599
マ:D{8} QT7
O:KKX|X=J
マ:D{4} %
3枚出しで残った1桁札を消費されます。形だけ応戦しますが、当然KKJに返す余地はありません。

O:KXAA|X=T#
KKKを返されてからはなすすべもなく、初戦は黒星。

2戦目

2戦目もOTTYさんの先手で始まりました。
マ:(A22455TJQQK)
初期手札はこんな感じ。偶数は多めですが絵札が5枚あり、まずまず良い手札と言えるでしょう。
O:(A2345677889)

O:D{A} AA2345677889 P{233789TTJJQK}
マ:D{T} T245AQQJT5K P{A446689JQKX}
OTTYさんは全出し。絵札は1枚もなかったようです。KQが揃っていたのでそれを軸にした組み切りも考えましたが、思い付かなかったのと1戦目の反省から対抗して2のみ残して*211枚出し。結果両者ペナルティ。

O:D{X} A729[RR]
マ:[R] D{5} AX2A|X=0
O:[R] D{7} %
OTTYさんは革命してきました。Aが2枚とXがあったのでとりあえずA02Aを返します。絶対に返せない形なので当然パス。

マ:[R] TTJJQQQK24445556689K P{AAA2236799KX}
全出し。AとXを回収します。A3枚とXを持てたため、革命下でも私有利に。

O:[R] 8QTJT833379 P{なし}
OTTYさんは11枚出しにチャレンジするも失敗(3の倍数)。山札は切れているためペナルティはありませんが、手番は私に移ります。

マ:[R] QQQJ
O:[R] 896J
マ:[R] 4489=67^2
O:[R] D{6} 3467
マ:[R] D{7} 2267
O:[R] D{2} %
OTTYさんから革命返しがくる可能性を考えると4枚出しは危険なのですが、時間に追われて出してしまいました。結果OTTYさんにその意志はなかったので一安心。ですが、今度は4489*3を出した結果Aを使わないと知ってる素数が作れなくなりました。ところがOTTYさんが6をドローしてくれていたため、私は7を回収してなんとかAを使わずに返すことに成功、OTTYさんをパスに追い込みます。
長々と書きましたが、要するに行き当たりばったりだった、ということです。

マ:[R] 545=5*T9
O:[R] D{Q} A27
マ:[R] AA3
O:[R] D{Q} %
今度は3枚出し。545で偶数をまとめて処理しつつ、OTTYさんのA27にAA3を返します。

マ:[R] A69=K*K
O:[R] D{Q} X27|X=A
マ:[R] D{J} %
A69は狙っていた合成数出し。ですが、OTTYさんのXを完全に忘れており、返されてしまいます。Xはあるものの、絵札が残ってしまったのでパス。

O:[R] D{8} KTQQQJ
マ:[R] D{9} KJTJX9|X=A#
OTTYさんは6枚12桁。ドローして手札を増やせば私も6枚なので危ない出し方です。
KJTK29が出せると思ったのですが、手札はKじゃなくてJでした…。それならXは小さい方が良いよね、とAにしたら出会い勝利。

組み切りの失敗をHNPで乗り切り1勝1敗に。勝負の行方は最終戦へ。

3戦目

3戦目もOTTYさんの先手で始まりました。HNPこそあったものの、3戦とも後手って私の運悪すぎませんか?
マ:(A256799TJQK)
初期手札はこんな感じ。絵札は4枚でTからKが一種類ずつ。平均的な手札ですね。後手から組み切るのは難しそうなので全出しの方針を固めます。
O:(2234458TQQK)

O:D{8} 8QT2234458QK P{66778TTJJJKX}
マ:D{3} TAJQK365799 P{A233456899Q}
OTTYさんは全出し。私も1枚ドローし、2を残して*411枚出し。結果両者ペナルティ。

O:D{5} 57[GC]
O:884437
マ:D{7} 987674=3*T P{AA457KX}
OTTYさんはグロタンカットから6枚出し。
私はK1枚、XもなくAも2枚。こんな手札では戦えないので合成数カマトト。結果待望のKやXに加え、Aを全て手に入れます。

O:6TJTTJ P{344788}
OTTYさんは6枚11桁を出そうとするもペナルティ。6JJTTJと勘違いしていたそうです。

マ:A729[RR]
O:[R] %
Aが4枚揃ったので革命*5。山札はないですし、OTTYさんが返すにはXを使うしかないのでパス。

マ:[R] D{A} KQK
O:[R] D{7} 223
マ:[R] D{2} 2A8=2*T9
O:[R] D{9} X44|X=A P{29T}
山札が切れていたため、使ったAは私が回収することができました。
4枚出しや5枚出しも考えましたが、4枚出しは革命返しが怖く*6、5枚出しは小さい素数が分からないので却下。ということで結局3枚出し。
OTTYさんは223。Aを使わせて回収する作戦でしょう。XをAにしてカウンターしてくるとは思わなかったので、2を引いてTを使える2A8を合成数出し。OTTYさんはカマトトし、律儀に2を回収してきます。

マ:[R] 57[GC]
1枚使ったとはいえ、Aはまだ3枚あるので、手番を渡して多枚出しで組み切られて負けるリスク>Aを回収するメリットと判断。
5が3枚あるのでそれを生かした合成数出しを考えていましたが、時間切れが迫っていたのでグロタンカットでお茶を濁します。

マ:[R] 6QJ
O:[R] D{K} 244=5667788899TTTTJJ*K P(A2223578QK)
5を使ってしまったので合成数出しは断念。3枚出しを続行、これで絵札を使い切ることができました。OTTYさんは合成数カマトト、Aが回収されます。

マ:[R] 449
O:[R] AX3|X=0
マ:[R] AXA|X=0
O:[R] D{6} %
3枚出しを続けます。OTTYさんはA03、私が組み切れてないとみて、手番を取っての多枚出しorA0Aからの全出し要求を狙った勝負手ですね。
私はA0Aを出して流します。

マ:[R] A59=3*53
O:[R] D{Q} %
本日5度目、OTTYさんのKKKを加えると6度目の合成数出し。
OTTYさんはAとXを使ってしまったため返すことができません。*7

マ:[R] 673#
残った手札を出して勝ち。革命下の3枚勝負を制し、OTTYさんに2-1で辛くも勝つことができました。

OTTYさん戦を振り返って

1戦目と2戦目は反省点だらけなので先に3戦目のことから。
3戦目はOTTYさんのペナルティにより山札なしで私に手番が回ったことが幸いし、A4枚+Xを持った状態で始まりました。比較的得意な3枚出しの場を選んだ判断も冷静で、2回の合成数出しでAを節約しながら組み切ることができました。
自惚れすぎ?A4枚あれば勝てるの当然?この後自己批判するので少しくらい褒めさせて下さい。

まず1戦目。確かに25枚ではKKQやKKKが揃う確率はかなり低く、2と3を2枚ずつ持ってたこともあり、その確率を無視して組むのはありでしょう。
ですが、OTTYさんは初手でペナルティを受けており、合成数カマトト+ドローも合わせて手札は41枚まで膨れ上がっています。25枚で返されなくても、41枚で返されないとは限りません。あの状況で返されないと思うのは分の悪い賭けでした。
そもそも937にKKJが返されて計画が頓挫する可能性も高かったことを考えると、あの場面はきちんと全出しするのが正解でした。
それ以降は(2,2,2,3,7,9)の全出しチャンスがありました*8が、私のレベルでこの6枚がわかるわけはないので正直仕方ないですね…。*9初手の選択が明暗を分けた1戦でした。

次に2戦目。こちらはミスが一点に集約される1戦目に比べ、反省点が盛りだくさんです。
まずQQQJ。OTTYさんはAの回収に失敗していたことを考えると、あの場面でA729が返ってきてしまう可能性はそれなりにあったように思います。一応KKTJ=3A*42358Aを用意してはいましたが、もし4枚出しをするとしてもオバケに便利なQを3枚も使ってしまうのは微妙だったと思います。
また、4489を見つけて安易に出してしまったのも失敗でした。私の手札の中でAを使わない4枚4桁最小素数が2267、その次が2269(6229で覚えており自信がなかった上、545を崩すから出したくない)だったため、7と9を両方使ってしまう4489は出すべきではありませんでした。OTTYさんが6を引いてくれたおかげで7を回収して2267が出せましたが、先読みが全くなっておらず、改善の余地が残る部分です。

ですが上の2点は最後の反省点に比べれば些細な問題です。最大の問題点はやはりA69でしょう。あの時、実はKTJを出していれば勝ち確でした。具体的には、普通に返されたらAX9|X=0→K6K。合成数カマトトされたらX[IN]→A69=K*K。見つけた合成数出しに気を取られ、簡単な勝ち筋を見逃してしまったのは本当に猛反省すべき点だと思います。
結果的にはOTTYさんからも手札5枚の私に大きな6枚出しをするというミスが出て、出会いで勝ちを拾うことができましたが、この試合も負けていておかしくない、というより負けても当然の勝負だったように思います。

追記。6枚11桁を少しでも覚えていれば、KTQQQJには9JKJTX|X=Kや9JTKXJ|X=Tを出会いに頼ることなく出すことができました。勝てたから見落としていましたが、手が回ってない7枚以上はともかく、それなりに勉強していた6枚で知識が定着していないのは大問題です。
参考→https://hachi-2718.hatenablog.com/entry/2020/03/04/190000

振り返ると本当に恥ずかしくて悲しくなってきましたが、それでも勝つことはできたので、今回の教訓を今後の素数大富豪に生かそうと思います!

最後に

マリンvsOTTYさん、いかがでしたか?
沸かせる素数は初戦OTTYさんの20枚出しと2戦目私の出会い素数くらいでしたが、一方的に負けた1戦目はともかく、2戦目・3戦目はそれなりに見応えのある勝負になったと思います。
何より、始めて日の浅い私が、(いくつか合成数出しは使ったものの)3~4枚出しといった基礎知識だけで古参のOTTYさんに勝てたことは、私と同時期ないしは私の後から始めた人に勇気を与えられたのではないでしょうか?

自戦記の体裁について。vsきのこさんの時は1手ごとにコメントを入れていましたが、冗長で少し無駄に感じたので、今回は1ラリーごとにコメントを入れる形にしてみました。
ですが今度は1コメントが長くなってしまい、やはり見辛いかもしれません。もし苦情やアドバイス等あればツイッターの方にお願いします。

さて、OTTYさん戦が終われば次に予定しているのは11/27(金)21:00からのvsささらさん戦です。
もしかしたらそれまでにvsなきゃのさん戦を入れるかもしれませんが、どちらにしても少し自戦記はお休みになります。
OTTYさんに勝てたおかげで、私はなきゃのさん・ささらさんのどちらかに勝てれば予戦通過が確定します。なのでどちらかにでも勝てるように、気を引き締めて準備しようと思います!

最後にですが、いよいよ明日はマスプライム杯ですね!
今回の対戦相手のOTTYさん、絶対王者のもりしーさん、そして私の推しプレーヤーの3TK様など、予戦を勝ち抜いた強豪8人が札幌で激突します!
決勝進出の皆様は頑張って下さい!そうでない方はYouTubeで勝負の様子を見守りましょう!
私はもちろんリアルタイムで応援します!

*1:マスプライム杯本戦PR動画とマスプライム杯予戦会コメント欄より

*2:手札の合計が3の倍数だったため。先手ならともかく、後手ならカマトトでも全出しして1枚でも多く引いた方が良いかもしれません。

*3:好きな合成数。(4,4,8,9)は詰んでるセットなのでオススメです。

*4:*2の理由に同じ。

*5:実は9996J→KKXQT=2*5*A3A3A3QA|X=K→57[GC]→57[GC]→4489=67^2で組み切れました。いつかのKKQQJのお返しにoverKKQKJは出したかったので、せっかく揃ってたのに出せなかったのは残念。まあKKKQTに気付いてても9996Jなんて知らなかったんですけどね!

*6:よく考えればAは全て私にあり、9も山札+私の手札で全部あったので、この瞬間はXを使っても革命返しできませんでした。

*7:今度はジョーカー忘れてないよね?って何度も確認しました。

*8:小さい順に出した222379は素数でした。なんとなく変な順番で出したのはこの勝負には負けなさい、というお告げだったのでしょう。ちなみに上位互換は932227のようです。

*9:とはいえ、272293は7の倍数なので1001チェックをしていれば弾くことができました。何も考えずに勘出ししたのは良くなかったです。

雪華流星戦自戦記① vsきのこさん

こんにちは、マリンです!
ツイッターでも予告しましたが、雪華流星戦の自戦記書いて行こうと思います!
今日はほし組初戦、vsきのこさんの記事になります。

きのこさんについて

きのこさんとは雪華流星戦以前に合計して5回、うち1回はマスプライム杯の反則負けなので実質4回対戦しています。
結果は1勝3(4)敗と負け越し。今回は私にとってマスプライム杯のリベンジ戦になります。

相全出し勝負(正確には違いますが)になったのがマスプライム杯2戦目の1回しかないため情報不足は否めませんが、その時はほとんど分からない5枚出しに苦しみました。私も少しずつ覚えてきてるとはいえ5枚出しはまだまだ苦手な部類に入るので、きのこさんに主導権を握られるのは避けたいところです。

では自戦記に入っていきます!

1戦目

初戦は私の先手で始まりました。
マ:(22355678QKX)
初期手札はこんな感じ。少し偶数が多めですが、KQKと57があるので3→3→2→3or4と組めそうです。
パッと見二刀流は見つからなかった*1のでとりあえずドロー。

マ:D{A} KQ=2^5*X|X=4
Aをドロー。KQが揃ったので予定変更して出します。

き:%
KKは揃わなかったようでパス。

マ:57[GC]
マ:8623#
運に味方されワンサイドキルに成功。まずは1勝することができました。

2戦目

2戦目も私の先手で始まりました。
マ:(A223688TTTX)
初期手札はこんな感じ。絵札は多いですが大半がT。偶数も多く組み切るのは難しいと判断、全出しを決めます。

マ:D{7} TTTA223688X7|X=8 P{A244567799JK}
7を引きますがあまり状況は変わらず。当初の予定通り全出しします。結果素数ではなくペナルティ。

き:D{?} 854233 P{??????}
全出しではなく6枚出しのペナルティ。後ろに強い素数を持っていて、HNP狙いで出したというところでしょうか。

マ:D{8} 6469
組み切るプランがなく、とりあえず知ってる4枚出し。ドローしながらラリーして上手くoverKJQJ揃わないかな、というお祈り出し。*2

き:KKJQ=2^3*A64K89
なんときのこさんがoverKJQJ。呑気に4枚出しをしている場合ではなかったようです…。

マ:D{J} %
一応ドローしましたが、手札的にKKJQ以上のオバケが揃う余地はありません。当然パス。

き:D{?} 57[GC]
き:QT523#
オバケマニア、オバケに敗北。1勝1敗、勝負の行方は最終戦にもつれこみます。

3戦目

3戦目はきのこさんの先手で始まりました。
マ:(A33599JQQKX)
初期手札はこんな感じ。絵札が5枚もあり、先手であれば色々な組み方ができそうな手札。
KKJ・KJQJ共に出すことができるので、3枚や4枚出しをされたらラリーに乗った方が良さそうです。

き:D{?} 44TA224889JJ P{????????????}
きのこさんは全出し。出会えたら15桁のししとう素数でしたが残念ながらペナルティ。

マ:D{J} AJJQQKX33599|X=2 P{A23566789QKK}
さらに絵札を引いて6枚に。組み切ることはできなかったので全出しで応じます。結果こちらもペナルティ。

き:D{?} 9648A2557
きのこさんは9枚出し。多枚出しは私の大きな弱点の一つで、そこを突かれるとひとたまりもありません。

マ:D{8} A3AKKQQQJ P{6QKX}
A3A3KQQQJと出すつもりだったのですが、うっかりしてKを1枚余分に出そうとしていました。残り5秒でそれに気付くものの、焦って3を外してしまいペナルティ。

き:%
9枚出しで押し切られたらどうしようかと思いましたが、きのこさん時間切れ。手番は私に移ります。

マ:666A
手札にQ・K・Xが全てあるのできのこさんの出せる最大の4枚素数は8JTJ止まり。知ってる4枚出しを出していけば自然に勝てると判断。

き:D{9} 8TT9=7TT*JJ P{A2455678}
きのこさんは合成数カマトト。

マ:9883
プラン続行。再び目についた4枚出しをします。

き:D{6} 8T47
今度は返してきました。8T4Xは4つ子ですね。

マ:Q9QJ
4枚7桁。Kを出すと後から回収されて負け筋になり得ると思い、Kは温存する方針を取ります。

き:D{6}%
きのこさん再び時間切れ。私の手番に移ります。

マ:353
XなしでKJQJが出せなくなってしまった*3ので3枚出しに切り替えます。

き:D{6} 66A
きのこさんも3枚3桁を返してきます。

マ:Q9J
最初KKJを崩したくないと感じましたが、少し考えればKQKでも切れるので安全に知っている形を出します。

き:D{A} TJJ
きのこさんの手札で出せる最大の3枚6桁素数

マ:KQK
き:D{9} %
予定通りKQKを出して切ります。

マ:57[GC]
マ:A2KKXX|X=K|X=K#
K4枚の利を生かして勝ち切りました。vsきのこさんは2勝1敗で白星を上げることができました。

きのこさん戦を振り返って

勝つことこそできたものの、1戦目・3戦目共に私の手札がかなり良く、ほぼ運勝ちという形での勝利となっているため、特に言うことはないでしょう。
強いて上げるなら3戦目の9枚出しは落ち着いていれば返せましたが、その場合カードの利を生かして勝ち切ることは難しく、結果論ペナルティでラッキーだったのでなんとも言えません。

反省すべきは2戦目。手札があまり強くない中、4枚出しで様子見をしたのが敗着で、見事にoverKJQJを出されて負けてしまいました。
きのこさんは全出しではなく6枚しか引けていなかったため、あそこはもう一度全出しするべきでした。そうすればKKJQにはなんらかの形を返せましたし、他の枚数出しも(返すことさえできれば)絵札の枚数で勝る私に利があったでしょう。
もっと精進が必要だなぁ、と感じました。

最後に

初めての自戦記、いかがだったでしょうか?
なるべく分かりやすく書いたつもりなのですが、読み返してみるとやや冗長で読み辛いと感じたので、今後はそこも工夫していきたいと思います。
まだまだ初心者に毛が生えた程度なので派手な素数は出せませんでしたが、こんな時期もあったなぁ、と思いながら読んで頂けると幸いです。

さて、マスプライム杯のリベンジは果たしたものの、ほぼ運だけで勝ってしまい、若干後味の悪い思いです。ですが、今日の勝利はセミファイナルへの切符を掴む第一歩となったので、そのことは素直に喜びたいと思います。

最後にお知らせです。明日11/19(木)21:00より雪華流星戦第2戦目、vsOTTYさん戦を行います!
昨日来て下さった方もそうでない方も、興味があればぜひいらして下さい!

*1:後から考えると、256=2^8→KQX|X=K→57[GC]→3と組んでいれば、合成数カマトトには57[GC]→KQX3|X=Aと上がれたみたいです。

*2:具体的にはKKTJ=3A*42358Aが揃うことを期待していました。

*3:仮にQを回収されてもきのこさんは8QTJ以上を返せないので、実際にはあまり意識する必要はなかったでしょう。

ブログ、はじめてみました

皆様はじめまして、マリンです!
ツイッターだけでは素数大富豪の発信がし足りないと思い、タイミングもちょうど良い*1のでブログ作ってみました。

とりあえず初回は素数大富豪との出会いから今までのことを書いてみます。
長文でダラダラ自分語りをしてるだけですので、興味のない方は「最後に」までお飛び下さい。

素数大富豪との出会い~マリンver~

今年の2月、カクヨムで小説を読んでいた時、QK部*2という小説を見つけました。
ネット小説を読む時、私は基本的に完結済の話からしか選びません。ですが、QK部については完結済と勘違いして読んでしまいました。
それが、未知のゲーム素数大富豪との出会いでした。

QK部を読んでるうちに少しずつ興味は出てきたものの、最初はちょっと難しそうだなぁ、と放置していました。
しかしそこにきてコロナ休校。本来なら読まない小説を選んで読んでしまい、しかも時間に余裕までできたのです。私がこのゲームを始めるのはきっと運命なんだと思いました。
その声に導かれるかのように、4月に素数大富豪を始めようと思い立ちました。

素数大富豪TOPからオンラインへ

とはいえ当時はツイッターをしておらず、私に入ってくる情報はわずか。大学のサークルに入ってるわけでもない私の情報源は、大半が強い人達のブログでした。
まずは2枚出し、次に3枚・4枚出しを覚え、素数大富豪TOPで毎日のようにCPUと格闘する日々が続きます。*3

転機は7月。衝撃的な言葉を目にします。
「KJQJは弱い?」
そう、素数大富豪研究会の発表内容ですね。
CPU対戦に慣れていた私にとっては8JTJもあれば十分勝負になり、KJQJはほぼ勝ち確札。
見事なまでのカルチャーショック。私は真偽を確かめようとある決意をしました。

ツイッター作ってマスプライム杯に出てみようかな」

マスプライム杯予選の第1回練習会。チャットが使えなくて運営の方に少しご迷惑をかけてしまったものの、ドローもチャットも使えるようになり、無事オンラインデビューを果たしました。
そして4枚出しで良い気になっていた自分の甘さを痛感することとなったのでした…

カステラさん・OTTYさん・nishimuraさん・3TKさんなどの実力者揃いの皆様とお手合わせさせて頂き、CPUとは比べ物にならない強さで叩きのめされた私は、ある決意を胸にマスプライム杯予選会に臨むことになるのです。

「いつか私もこの人達みたいになる!」
(その時一番お世話になったのが3TKさんのブログで、結果として3TKさんを最も尊敬し憧れるようになったのですが、それはまた別のお話)

そして私はoverKJQJマニアになる

さて皆様、5枚出しとか6枚出しを覚えるのにどれくらい時間がかかりましたか?
1週間?素敵ですね、4枚出しがある程度できるようになるまでに1ヶ月もかかった私には無理です。
一朝一夕では覚えられない5~6枚出しを覚えるよりoverKJQJを覚える方が効率的に感じられました。

実際にはそれだけではなかったかもしれません。
当時はまだ素数大富豪TOPでCPU対戦をしており、ver4ベースにCPUの枚数上限を4枚にしていることが多く、overKJQJを出す機会にそれなりに恵まれていたことも理由の一つとして上げられるでしょう。

何はともあれ、KJQJにカウンターする気持ち良さやoverKJQJを使って組み切った時の爽快感の虜になり、気付いた時にはすっかりoverKJQJにハマっていました*4
蛇足ですが、当時の私はマスプライム杯予選で疎かにしていた5枚出しに足を掬われることなど知る由もありません。

今後の目標

皆さんご存知の通り、私はマスプライム杯予選会で唯一の反則負けで1セット落としてしまっています…。
当面の目標は雪華流星戦でその雪辱を晴らすこと。そしてそのために5~7枚の偶数消費型を重点的に覚え込んでいる最中です。

将来的には競技素数大富豪で上位の人達と互角に渡り合えるようになりたいです。
だって私は流行に敏感な次世代プレイヤー*5ですから!

最後に

長くて読み辛い文章にお付き合い下さりありがとうございました。
さて、このブログでは近況報告や自戦記、そしてoverKJQJを初めとした色んな戦術研究を上げていきます。
皆様今後よろしくお願いします!

*1:雪華流星戦の始動直前、マスプライム杯まで1週間、アドベントカレンダー開始まで半月など!

*2:https://kakuyomu.jp/works/1177354054882787354

*3:素数大富豪オンラインの存在は知っていましたが人を見かけたことは1回しかなく、その上にドロー方法とチャット方法が分からなかったため、当時はそちらには行っていませんでした。

*4:このことは#overKJQJで調べるとよく分かります。私のツイートばかりが引っかかるのでやってみて下さい。

*5:マスプライム杯予選会の解説とコメント欄より