マリンの日記【素数大富豪】

最強の素数大富豪プレイヤーを目指す、ある競技素数大富豪プレイヤーの素数探索記。

HNP杯決勝 vsカステラさん

こんばんは、マリンです!
HNP杯もついに決勝。先日のnishimuraさんとの自戦記*1にも書きましたが、決勝の対戦相手は現HNP杯にして2冠のカステラさん。雪華流星戦で戦った時は2連敗始まりで追い詰められました。その後HNPが出たこともあり3連勝で逆転勝利したのですが、未だに苦しい勝負だったという印象を持っています。
カステラさんが勝つとHNP杯2連覇、私が勝つと雪華流星戦に続き2大会連続優勝、そしてどちらが勝っても2冠。運命の決勝戦、始まります!

1戦目
初戦はカステラさんの先手で始まりました。
マ:(A457799TTJQ)
初期手札はこんな感じ。Kはないものの絵札が4枚と悪くなく、先手なら7TQTJ→57→994Aや1枚引いての57→5-5が狙えそうです。
カ:(A2446789QKK)

カ:D{2} KQ=2^4*2*4A
マ:D{6} %
が、カステラさんは初手からKQ。私の手札にはKが1枚もないため、どうしようもなくパス。

カ:986K7#
KQを軸に組み切られて敗北。手札負けしていたのはそうですが、5枚6桁をしっかり決めてくるあたりは流石カステラさんですね。

2戦目
2戦目は私の先手で始まりました。
マ:(A23455779JK)
初期手札はこんな感じ。絵札2枚とあまり良くはないですが、57が2ペア・KJやKQにリーチなど見るべき点はある手札。
カ:(A2345689TTT)

マ:D{Q} 57[GC]
マ:D{8} 57[GC]
マ:D{6} 6423A
カ:D{K} TTTAK
マ:%
ドローでQを引き、KQが揃いますが残りは57と(379J)。73→KQ→57→9Jなどと組む手もありますが、カマトトでKKが揃う可能性を考えると踏み切り辛い。
というわけでグロタンカット、8を引くものの(3789J)が分からず(98J73だそうです、カステラさんなら知ってたかもしれません)。57がもう1ペアあったので更に出してドローするも、6はあまり嬉しくない。
全出しもありなのですが、57を2ペア使ってしまった状態では手札枚数で遅れてしまうと判断。後に引けなくなり、絵札は3枚しかないですが6423A→98QKJの5-5で勝負に出ました。
カステラさんは当然のように絵札4枚の素数で返してきます。仮に絵札を引いても残りが素数にならないため、カステラさんのミスに期待して引かずにパス。

カ:D{A} 98456A23 P{A33456XX}
カステラさんはドローして8枚に。おそらく知ってる組み合わせ(98654A23が正解)だったと思いますが、あやふやに覚えていたようでペナルティ。

マ:98QKJ#
カステラさんからミスが出てなんとか勝利。タイに戻しました。

3戦目
3戦目はカステラさんの先手で始まりました。
マ:(336667TTJQX)
初期手札はこんな感じ。絵札5枚とかなり良い手札、先手なら6QXTTJ|X=Q→66733と組みたいところ。
カ:(A3445799TJX)

カ:D{7} 57[GC]
カ:D{A} 744TJXA3|X=Q
マ:D{A} %%
カステラさんはグロタンチェンジから8枚出し。
絵札は足り、ジョーカーもあったのですが知ってる素数が見つけられず。仕方なく勘出しを試みますが、ジョーカー選択画面で素数大富豪オンラインの方の画面をスライドしてしまい*2、時間切れになってしまいました…

カ:9A9#
初手8枚出しを決められ、後がなくなってしまいました。ちなみに、9A9と出したのは決勝戦の日付(9/19)を意識してとのこと。

4戦目
4戦目は私の先手で始まりました。
マ:(223445688TT)
初期手札はこんな感じ。奇数が1枚しかなく、全出し以外に手がなさそう。
カ:(334559JJQKX)

マ:D{T} TTT22446883 P{A56778JJQKX}
カ:D{6} JQK3345695JX|X=A#
ドローでさらに偶数を引きます。状況は変わらず、5を残して(合計が3の倍数だったため)全出し。
カステラさんも対抗して全出し。…そしてHNP。
どこかで見た*3展開ですね…HNPする側は気楽(体験談)ですが、される側はなんかモヤモヤします…

ということで、決勝は1-3で敗北。私は準優勝に終わりました。
カステラさん、HNP杯2連覇おめでとうございます!

カステラさん戦を振り返って
決勝がカステラさんとの対戦になることはなんとなく予想していました。それだけに、分かっていても勝てなかったのが悔しいです。
次は勝てるように、敗因をちゃんと分析しようと思います。

1戦目は後手かつ手札負けしていたため、仕方のない負けでした。
また、4戦目は先手だったのでやり方次第では勝てたかもしれません。ですが、手札に偶数が多かったですし、私の戦い方が全出し主体である以上相手のHNPはある程度仕方がないです。
というわけで、2戦目と3戦目を振り返ろうと思います。

まず2戦目。この試合最大の反省点は試合方針がブレていたことです。
1回目のグロタンカットの時点では5を引いてKQ→57→93Jや3を引いてKJ→45Q7、T/J/Kを引いてKTQJ/KJQJ/QKJK→57→9432Aなど狙い筋がいくつかありました。が、もう一度57を出してしまうとその全てが狙えなくなってしまいます。*4ここは73→KQ→98Jとでも組むか、カマトト警戒で潔く全出しする場面でした。
本譜は後に引けなくなり、絵札3枚なのに5-5で組むことに。結果当然のように手番を取られてしまいました。カステラさんからミスが出たおかげでなんとか勝てましたが、課題の残る試合だったと思います。

次に3戦目。知ってる素数がなかった(対戦終わった後振り返っても見つけられませんでした)のもそうですが、それ以上に時間切れにしてしまったことが一番の問題点。
当たる確率は低いですが何かしら出せば素数の可能性はありますし*5、何より雪華流星戦の反省点を全く生かせてないのがダメでした。
今後は時間の管理をもう少し上手くできるように練習していきたいです。

さて、あまり運が良くなかったとはいえ、今回の敗戦は私の実力不足であり、カステラさんが1枚上手であることを示した結果となりました。カステラさんは未だ届かぬ壁であり、尊敬すべきプレイヤーの1人です。今回の試合を通じて、私も少しでも近付けるよう、今後とも頑張って行きたいと思いました。

最後に
正直、どこか勝てると思っていたような気がします。私にとって、今回の決勝戦は記録*6がかかった試合であり、この状況で私が負けるわけないと、謎の自信を持ってしまっていたのです。
それだけに、負けてしまったのは理解はしてても受け入れられない部分があり、なかなか文章が進みませんでした。いつの間に私はこんなに傲慢になってしまったんでしょう?

とはいえ、勝利だけを美化し敗北を受け入れられないプレイヤーに将来性はありません。
今回の負けを少しでも次に繋げたい。明後日25(土)はマスプライム杯決勝大会がありますが、こちらでも同じ思いは絶対にしたくありません。そんな思いで、自戦記最後まで書き上げました。

少し暗くなってしまいましたが、準優勝も良い結果であることは間違いなく、2大会連続で上位入賞できたことは誇りに思います。
そして、先程も触れましたが明後日はいよいよマスプライム杯決勝大会。(準優勝予想が多かったですが)私もたくさんの応援を頂いており、とても嬉しいです!
優勝を期待してくださった皆さんのためにも絶対に優勝したい!誰が相手でも勝つつもりで、恐れず、自信を持って、全力で戦ってこようと思います!

というわけで、今回はここで終わります。
マスプライム杯、私も頑張ってくるのでぜひご覧ください!

*1:リンクこちら→https://marinnonikki.hatenablog.com/entry/2021/09/19/195039 ところで、投稿が決勝の10分前になってしまったのですが決勝前にこの記事見た人は一体何人いるのでしょうか?

*2:スマホではジョーカー選択画面が全画面表示になり、絵札を選択する場合はスライドする必要があります。時間に余裕がある時は良いのですが、残り時間が少ない時にスライドに失敗するとまず時間切れになります。 なお、出そうとしていた36Q7XTTJ|X=Jは素数ではなかったのでどのみち負けていました(36Q78TTJだと素数)。

*3:雪華流星戦セミファイナルカステラさん戦→https://marinnonikki.hatenablog.com/entry/2021/02/28/232344 、雪華流星戦決勝かいたいさん戦→https://marinnonikki.hatenablog.com/entry/Sekkaryuuseisen/Kaitai-Marin/3

*4:5を使ってしまうとKQが崩れ、3を引けても残りは(48Q)なので意味がない。絵札を引いても(A23489)は3の倍数なので、せいぜい5-5狙いくらいしかできません。

*5:実際雪華流星戦では多数のHNPを出したのでした。これが良いとは思わないけど、ワンチャン掴みにいく姿勢は大事だと思います。

*6:試合最多連勝記録の更新。今回の敗戦により、記録更新ならずもりしーさんと最多タイの13連勝でストップしました。