マリンの日記【素数大富豪】

最強の素数大富豪プレイヤーを目指す、ある競技素数大富豪プレイヤーの素数探索記。

HNP杯準決勝 vsnishimuraさん

こんばんは、マリンです!
現在開催中の第2期HNP杯も本日の決勝を残すのみとなりました。ここまで、私は予備予選を4戦全勝し、予選1位として本戦トーナメントに参加。本戦トーナメントでも上がってきたはちさんに勝利し、最終勝ち残り者として決勝トーナメントの枠番2(シード)に進出しました。
そして昨日18(土)、nishimuraさんと準決勝を戦いました。今回はその自戦記となります。
決勝前に、もう一度私の試合を振り返りましょう!

nishimuraさんについて
nishimuraさんは第1期蝉王戦を始め、多くの大会で好成績を残されている強豪です。
独特な素数を数多く覚えていて、特に8枚以上の多枚数出しの練度を特徴としています。初手多枚数出しや全出し後の8枚・9枚出しでの組み切りは私も苦手としており、個人的に戦った時も数多く負けています。
大会での対戦は第2期雪華流星戦のファイナルで一度あります。その時は私の運が非常に良く、HNP2回を出したこともあってストレート勝ちすることができました。
若干苦手意識もあり、あまり当たりなくない相手です。ですが、当たってしまった以上今回も全力で戦ってきます!

さて、では自戦記に入ります。

1戦目
初戦は私の先手で始まりました。
マ:(34479TJJQQX)
初期手札はこんな感じ。絵札が6枚あり、先手も相まって非常に良い手札。
n:(A23556688TJ)

マ:9QTQJJ
n:D{9} %
最初97443を素数と勘違い(97463・98443と混同)してQQJXTJ|X=Qを出そうとしたものの、出す直前に3の倍数に気付きます。絵札5枚でも通ると考え、Xを残して9QTQJJ。
想定通り、nishimuraさんは絵札が足りずにパス。

マ:X7|X=5[GC]
マ:443#
手札に恵まれ、1戦目を取ることができました。

2戦目
2戦目はnishimuraさんの先手で始まりました。
マ:(A344889QKKX)
初期手札はこんな感じ。絵札4枚でKも多く、バランスの良い手札。先手なら色々組み方がありそうです。
n:(2223577999TJJ)

n:D{5} TJJ222357799 P{A23566678TTT}
マ:D{4} QKKA3444898X|X=9 P{A34569JJQQKKX}
nishimuraさんは全出し。手札は良いものの、流石に全出し相手に勝てる手札ではない*1ので私も全出しで対抗します。

n:D{4} 57[GC]
n:D{Q} 57[GC]
n:D{A} A729[RR]
マ:[R] D{8} AXX9|X=0|X=0
n:[R] D{5} %
nishimuraさんはグロタンチェンジ2回を挟んで革命。
私の手札はK4枚X2枚があり、強すぎる手札。A回収のために適当にA009を出し*2場を流します。

マ:[R] A33444568889JJQQQKKKK P{AA255777799XX}
全出しして山札を全回収。A3枚とX2枚を手にし、優勢を確立します。

n:[R] T5649
マ:[R] 44887
n:[R] A2283 P{なし}
nishimuraさんは5枚出し。切り札では絶対に勝てるので適当に返して偶数を消費。nishimuraさんはこれに返せず、手番は私に移ります。

マ:[R] D{T} A729[RR]
n:D{5} 8QTJ
マ:D{6} KJQJ
n:D{4} %
革命下でも十分戦えますが、早く終わらせてミスを減らしたいので革命返ししました。
nishimuraさんは最大火力の8QTJを出しますが、KJQJで手番を維持。

マ:8QTA
n:D{9} 9TTJ=A222*334566 P{A244778889TJQK}
マ:KKQK=3*379*XA549|X=A
n:D{J} %
ここでKKQKを軸に組み切ります。8QTAにカマトトされますが、K1枚では絶対に返せません。

マ:57[GC]
マ:665X|X=3#
手札差で押し切って勝利。自分でもびっくりの強運で王手をかけます。

3戦目
3戦目もnishimuraさんの先手で始まりました。
HNP杯では先手を引くことが多かった*3のですが、ここに来て運が落ちてきたでしょうか…
マ:(AAA23379TTQ)
初期手札はこんな感じ。Aが多いのでバラして多枚出しが狙えそうですが、絵札は3枚と少なく組み合わせも悪い。後手の手札としては辛い。
n:(2346778JQKK)

n:D{8} 8J7
マ:D{4} Q9T=T^AAA23347 P{A2556699TQKX}
nishimuraさんは3枚出し。私は手札が悪いため、合成数カマトトしかできません。

n:D{8} QKK2346887 P{23459TJJJX}
ペナルティを合わせてもKKQはおろかKKJすら出せず、万事休したと思っていました。
が、nishimuraさんは手札を組み切れていなかったようで全出し。

マ:D{Q} A729[RR]
n:[R] D{K} X224|X=A P{4568}
絵札の引きは悪かったものの、Aが4枚揃っていたので手番が来るなら悪くない。A4枚を生かして革命します。
nishimuraさんはカマトトし、手札を補充しつつAの上に山札を残す動き。

マ:[R] D{7} TQQTTQK
n:[R] D{8} 5234689
マ:[R] A234657
n:[R] D{J} X234487|X=A P{A2779}
出した時点では組み切れていませんが、とりあえず絵札を減らそうと7枚14桁。nishimuraさんの7枚7桁に偶然覚えていたA234657(A~7の並び替え最小)を返します。7枚の小さい素数を覚えている可能性は低いですし、仮に返されたとしても状況は私が優勢。*4
予想通りnishimuraさんは返せず、私の手番になります。

マ:[R] AXA3|X=0
n:[R] D{T} %
止めの1手。ペナルティ込みでもnishimuraさんはAXを1枚ずつしか持っていないため、絶対に返すことができません。

マ:[R] 6959#
革命下で上手く組み切って勝利。ストレート勝ちで決勝進出することができました!

nishimuraさん戦を振り返って
今回は(今回も)非常に運が良く、大きなミスもなく勝ち切ることができました。反省点もあまりないので、ざっと振り返ろうと思います。
1戦目は絵札を生かして勝つことができました。7QQTXJJ|X=T→4943がより良い手だったとは思いますが、絵札が6枚あるので絵札5枚でも通る確率が高く、きっちり組み切ることができました。
2戦目は言うまでもなく手札が強く、全出しでAの大半を押さえた時点でほぼ勝ち確でした。革命返しの後はオバケも出すことができ、とても嬉しかったです!
3戦目は危ない試合で、nishimuraさんにKKJで組み切られていたら負けていました。nishimuraさんにミスが出たおかげで革命の隙が生まれ、手札差を生かして勝ち切ることができました。重くなりそうなTやQをまとめて処理できたのが大きく、勝ちに直結したと思います。

さて、HNP杯では運の良い試合が多く、勝てて当然の手札を何度も引いています。
いつ運がなくなってしまうのか…それが今日の決勝戦ではないことを祈りたいと思います。

最後に
朝起きてから、ずっと緊張が止まりません。
決勝の対戦相手は今までにいくつものタイトルを獲得し、素数大富豪トーナメントで現在2冠のカステラさん。決勝戦がこのカードとなることは、お互いになんとなく分かっていたのではないでしょうか(私は予備予選1位が決まった時から、ずっとこうなることを予感していました)。
正直戦いたくありません。ですが、ここまで戦ってきた人達のためにも絶対に優勝したい!今日の決勝戦、力を出し切って正々堂々戦ってこようと思います!

第2期HNP杯、決勝はこの後20:00からです。
皆様ぜひご覧ください。

*1:実際にはnishimuraさんの手が悪いので9QQKX|X=KやKQKが通りました。結果論でしかないのでここは全出しで良かったと思います。

*2:ここでX2枚使ったのは、後の全出しと合わせ観戦者目線でゲームを分かりやすくするためで深い意味はないです。A3枚X2枚が見えているため、ここはAA00台以下の素数なら絶対に通ります。

*3:予選+本戦12戦中、10戦で先手を引いています。

*4:例えばA234657にX234547|X=Aで返されても、AXA3699|X=0に出会えれば私の勝ち。AXA5699|X=0等でミスしても山札のAが回収できA3枚+XvsA0枚の勝負になる上、nishimuraさんは枚数が足りなくて全出ししてもA1枚しか回収できません。